nico 10周年祭り 特設サイトです!

出店者概要

出店者一覧 (順不同。予告なく変更となる場合もございます、ご了承くださいませ)

《3552食堂》


鶴瀬駅近くで無肥料無施肥の自然栽培の玄米を中心に、地元の無農薬・減農薬の野菜や食材をたくさん使ったお食事が楽しめるお店です!先日開店から6周年を迎え、ますます賑わっています♪

両日ともに、チケットとセットのお弁当も担当していただいています!

公式facebookページ:
https://www.facebook.com/3552syokudo/


《ほどほど屋 エイト》


さいたま市にて無肥料無農薬の自然栽培で畑をしながら、夫婦2人で居酒屋を営む。安心で安全に美味しい楽しいをお届けする為、出来るだけ自ら食材や調味料を作っている。中でも純国産和からしは、国内自給率ほぼゼロの貴重なもの。美味しい繋がりを横に広げ、子供たちの代まで繋いで行くことを考え活動している。

両日ともに、チケットとセットのお弁当も担当していただいています!

公式サイト: https://hodohodoya8.com


《春日部休憩所》


春日部の通称開かずの踏み切り前で日々ヒッソリとやらせて頂いている居酒屋です。少しではありますができる範囲で、無肥料自然栽培のお野菜や調味料などを使い微力ではありますがその魅力と美味しさを伝えられたらと思っております。

2日めのみ、チケットとセットのお弁当も担当していただいています!

公式サイト: https://kasukabekyukeijo.owst.jp


《SANCHA TEPPEN ORGANIC 85BAL &T.sweets.Labo》


三軒茶屋駅から徒歩3分のオーガニック専門店「SANCHA TEPPEN ORGANIC 85BAL」と、小麦粉・白砂糖・添加物を使わないスイーツの名店「T.sweets.Labo」が合同出店です!

85BAL 公式サイト: http://www.85bal.com/index.html

T.sweets.Labo公式サイト: https://www.t-sweetslabo.jp


《自然栽培マキヤ》(2/1、2/2出店)


販売商品:ブルーベリージャム、麻製品(麻炭、麻香、麻茎茶、精麻など)

夏はブルーベリーを販売していますマキヤです。卸し先の自然食品店で産業用大麻を知り栽培から加工まで学びました。麻は日本では縄文時代から土地を選ばず栽培され、衣食住全般に使われていた有難い存在でもあります。一方、神社では注連縄や鈴縄などの神の依り代して、またはお祓いの道具として使われ、横綱の白いまわしの中身も麻です。3か月で3mも伸び、畑で栽培すると土中の余分な肥料を吸い上げるので、麻栽培後の農作物の美味しいこと!また栽培すると畑には山の土のような糸状菌がびっしり覆い、畑の菌を活性化する植物でもあります。ぜひ捨てるとこのない麻の植物に触れにワークショップにお越しください。麻製品も販売しています。


《工房モアイ☆》(2/1、2/2出店)


販売商品:藍染製品 陶器

●プロフィール 小さいコロから色々なものに興味があり☆ いつも何かを作っている(^^)/ 切ったり☆貼ったり☆塗ったり☆ 作れるものはなんでも作る☆ 使われなくなったもの☆ 役目をまっとうしたもの☆ もう一度繋ぎ結び生命を吹き込み  新たに物を創造する☆

HP:https://mooaisikanai.shopinfo.jp


《Agréable musée (アグレアブル・ミュゼ)》


出店内容:リネンの洋服、エコラップ、和暦手帳、ひのきたわし、ヘンプバーム、米粉のパウンドケーキなど


心地よいものや空間を創造するagréable*musée(国立駅北口徒歩4分)より、リネンの衣をはじめ、自然栽培玄米米粉のパウンドケーキ、ノンカフェインお米コーヒー、エコラップ、ヘンプ・ココナッツバーム、ひのきたわし、和暦手帳などをご紹介いたします。 リネンの衣は、古来よりリネンの文化を受け継ぐ森と湖に囲まれた緑豊かな国、リトアニアのデザイナー・Giedriusと共に、それぞれの内にある美しいと感じるひとつひとつを大切に紡ぎ、洗練された衣作りを手掛けています。 生まれつき聴覚障害を持つデザイナーとは、国境や文化、言葉さえも超え、主に舞と言うツールを用い、仕立ての段階で舞心地を確認しながら、何度も修正を重ね、その美しさを叶えるべく、細部に渡りこだわりを惜しまず、厳選されたリネンのみを使用し、一点一点丁寧に仕立てています。 衣を纏うことで、内側から心と身体を癒し、整え、それぞれのもつ本来の美しさに触れる、そんな自然と寄り添い、森で呼吸しているような着心地、舞心地をどうぞご体感頂ければ幸いです。

公式サイト:https://www.agreable1993.com/


《炭火焙煎 森の詩》


販売商品:コーヒー


原生林で自生した原種の野生豆を七輪と白炭で自家焙煎しています。 また、自然・芸術・いのちとが響き合いながら、社会と文化を創造していける場づくりをしています。 2016年、10月に「森の詩」として、珈琲焙煎をはじめ、多くの催しを企画。 2019年には「いのちの芸術祭」「光の輪をつなぐ夜」を主催。


《畑となかよし》


相模原市で自然栽培・無肥料・農薬不使用の畑で70種類の野菜を作っています。ホリスティックな医療を目指し、食と農と愉しい暮らしを提案しています。

主催:仲吉京子さん

リマクッキングスクール師範科卒業、同校認定メディカルシェフ、KIIX(KUSHI Internathional Insutitute Extension)卒業、同校プロフェッショナルコース卒業、山村塾認定望診指導士、食箋レシピプログラマー 難病編過程終了、精進料理教室「日々是好日」主宰、全米ヨガアライアンスRYT200取得イシュタヨガ認定ヨガインストラクター・ヨガニードラ・レストラティブヨガインストラクター


《伍竹庵 (ごちくあん)》(2/1、2/2出店)


販売商品:蕎麦ざる、味噌濾し、鍋敷き、収穫かご、買い物かごなど


五月女大介(そうとめだいすけ)栃木県茂木町で自然と調和した生活を送りながら、竹や蔓など笊籠を制作するための素材すべてを自ら山に入り採取。伍竹庵の屋号で青竹の美しさを生かしながら、各々の暮らしに見合った竹細工を考案、制作。


《特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター(PARC)》


特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(通称PARC:パルク)は、 世界の人びとが対等・平等に生きることのできるオルタナティブな(今のようでない、もうひとつの)社会をつくることをめざし、世界からの情報の収集や発信、研究、自由学校を中心とした教育、講演会やワークショップ、政府や国際機関への政策提言活動など多様な市民活動を行っています。市民講座自由学校では2017年から関野幸生さんを講師に自然栽培を学ぶ講座を好評開催しています。 2020年度の参加者大募集中です!

公式サイト:http://www.parc-jp.org

《ベジフルフラワートゥーシェ八百屋》


2007年2月 神奈川県相模原市淵野辺駅前にフラワーショップとしてオープン。花を出来るだけ日常の空間で楽しんでもらいたい、花のある空間をテーマにオープン。2014年青果物も取り扱いを始め、花と青果物を扱うお店に変更。2016年5月無肥料自然栽培野菜を始め農薬化学肥料不使用の野菜の取り扱いを始める、並行して安全性の高い食品の販売も始める。2017年、農薬不使用のお花の取り扱いを始める。ベジフル・フラワー・トゥーシェに屋号変更、現在に至る。つくる人とたべる人を繋げたい、おいしいもの・安心できるもの・ワクワクするものを集めてみました、をテーマにお店作りをしています。 https://www.facebook.com/toucheryaoya/


《(有)産直グループこだわり村》


埼玉県日高市で無肥料自然栽培をしております香純の国産ごまの鈴木香純です。 毎日使う頻度の高い食材から安心・安全な農法で栽培された無肥料自然栽培のもので揃えていきたいという考えのもと、自給率わずか0.1%以下「国産ごま」の栽培に取り組みはじめました。ごまはお米の主役の食材ではありませんが私たちの生活に欠かす事のできない大切な食材です。ごま栽培は2016年からスタートしています。


《ますだのやさい》


埼玉県は北葛飾郡、松伏町にて営農中。無肥料自然栽培のお野菜加工品販売にて出店!nico通信にも、いつも記事を寄せていただいております。公式サイト


《ソースマニア》


【Sauce Mania】

No Sauce No Life

ソースで笑顔と健康を。

Natural Sauce Maker

遊び心を忘れず、 毎日がワクワクするような心と体に優しいものを。

Sauce Maniaの代名詞でもある手作り無添加の生ドレッシング、Supplementdressingを自然栽培のお野菜をふんだんに使ったnico10周年祭り特別verにてお作りします。

HP:https://luro-foods.amebaownd.com/


《そばの実カフェ『sora』》


東村山市にてそば粉・そばの実を使った焼菓子やパンを製造、販売しているお店です。

オーナーの小池ともこさんは2019年7月「そば粉100%のおいしいパンとレシピ」という本も出版されたほどのそば粉好き♪

他ではなかなか出会えない「そば粉スイーツ」をぜひお楽しみください!

公式facebookページ


《星読み》


星よみびと 上田芳久


◯プロフィール 熊本県 天草生まれ 千葉県いすみ市在住。詩を詠むこと、星を詠むこと(占星術)、太陽系時空間地図 地球暦のワークショップなどを通して、まわりてめぐる 自然と宇宙のリズムに 寄り添った暮らしと、それぞれの種、それぞれの人、それぞれの星が 多様性をくるみながら 、そのものととして 存在し輝き、支えあい、循環している 自然と宇宙の法の美しさ、豊かさを表現している。 長野県在住時代は、星野リゾート軽井沢内 ハルニレテラス 常世軽井沢店にて ヒーリングアーティストとして タイ式マッサージを行う傍ら、小諸ぎんがのうち を主催。自給自足用に 米づくりを無農薬不耕起栽培で行う。タイ、バリ島、オーストラリア、インドなどの旅を経て 瞑想、禅の世界に出会い、主に都内などで坐る会なども開催。2018年より千葉県いすみ市に活動の軸を移し 築100年の古民家に暮らしながら 星遊びのわ いすみ を主催。東京、関西、九州、高千穂、天草など でもワークショップ、星詠みの会などを展開している。


《YokohamaWood》


200年以上の歴史を持つ箱根細工、300年以上の歴史を持つ小田原漆器の伝統技術を生かし、原木の選定から加工、塗装、仕上げまで一切薬剤を使用せず、完成まで1年以上の月日をかけるこだわりの食器を製作しています。

公式サイト: https://tomatobatake.jp


《生活クラブ生協 所沢》


生活することは、消費することです。 ”なにを”、”どのように”消費するか、という選択は、そのまま、「どんな未来にしたいか」「次の世代へ何を手渡したいか」へとつながっていきます。 私たちは、自然と共生し、食べ物(Food)、エネルギー(Energy)、福祉(Care)をできる限り自給・循環させる「サステイナブル(持続可能)な生き方」を選びます。 いまを生きるいのちと次世代のいのちを、おなじように大切に考えて、すべての活動を行います。(生活クラブ 公式サイトより引用)


《Aprum Kitchen Works》(2/1のみ出店)


「まいにち、ちょっと、イイもの。」をコンセプトに、未来の地球やこどもたちのことを考え、有機素材や無肥料自然栽培農産物などを積極的に取り入れたフードクリエイション活動(ワンデイカフェ、焼菓子工房運営など)をしています。イベント当日は三郷の工房で丁寧におつくりした当工房看板商品のグラノーラ各種や、季節の農産物を加工してつくった身体に優しいおやつをお持ちします。 是非、お手に取りください。

公式サイト: http://www.aprum-kitchen-works.com/


《芋屋ボンボン》


深谷市にて自然栽培でさつまいも作っています。それを石で温めて販売しています芋屋ボンボンです♪ 石には多孔性に富み良質なミネラル成分をバランス良く含んでいる天然鉱石の【医王石】を使い、じっくり温めそこに微量の空気送り圧をかけています。とても香ばしい、お芋が焼き上がります。 あたたかいお芋と一緒にお待ちしております。

公式サイト

https://www.instagram.com/imoyabonbon/


《あかし野菜》


映画「お百姓さんになりたい」も上映拡大中♪

明石農園さんは加工品にて出店です。

自然栽培小麦の「うどん」が美味しいんです〜

お土産にぜひどうぞ!

公式サイト: http://akashiyasai.com


《サン・スマイル》


サン・スマイルは無肥料自然栽培農産物を20年以上販売普及活動しているお店です 当日はもちろん無添加で無肥料自然栽培のお野菜をふんだんに使った 無薬ブタの保美豚とコラボした「トン汁」を出させていただきます 心も体もあたたくなりますヨ ご来店お待ちしております!

公式サイト:http://www.sunsmile.org


《サンデールーム》※2/2のみ出店


自然と調和した食材、衣、暮らしのもの、当たり前のものがならぶ小さなお店。 ひとつのまちにひとつ、あったらいいなと思うお店をうまれ育った前橋で営んでいます。 ここちよく きもちよく 毎日が日曜日のようでありますように。

2/2は農家さんから届く自然栽培農産物の加工品、 自然栽培綿のエプロンドレス、エコバックを販売させていただきます。 天然菌仕込みの温かい甘酒もご用意いたします! 一服しにぜひお立ち寄りください。 皆様にお会いできるのを楽しみにしております。 どうぞよろしくお願い致します。
公式サイト: https://sundayroom.net/


《絵本屋さん》


関野農園さんのにんじんを1年間取材して完成した絵本

「にんじんのにんにん」作者の「ふるやかおる」さんが

特別に絵本屋さんを開きます。

果たしてどんなラインナップの絵本が並ぶのか。。

どうぞお楽しみに!


《(公財)自然農法国際研究開発センター》


公益財団法人自然農法国際研究開発センター(略称:自然農法センターまたはINFRC)では、化学肥料や合成農薬に頼らずに、自然界の仕組み、特に土の偉力を最大限に活用する自然農法の技術確立、普及を目指して、試験研究、教育研修、国内外への普及活動に取り組んでいます。

(公式サイトより引用)

タネの販売にて出店頂きます!


公式サイト: http://www.infrc.or.jp


《つちや農園》※2/2のみ出店


私たちは知っている。あの歌を。 一度は聞いている。あの歌を。 ぼくはあの歌を、また聞きたくてここにいる。 そう誕生の歌を。

ぼくは、福島県の猪苗代町という、北は会津磐梯山、南は猪苗代湖に挟まれた、美しい土地で400年続く米農家の次男坊として生まれました。 父は自由に生きる事を許してくれ、音楽に没頭し、都会に出た事もありました。 しかし、どうしてもぼくの求める音楽ができなかった。どうしてもやっている事が嘘臭かった。着飾った音、考えた音、、、 ちがう、これじゃない。音楽は自然にあふれているのに、なぜ?それを表現できない? 元来、没頭すると視野が狭くなり突き詰めてしまう性格だったため、どんどん、自分の音、音楽に信頼が置けなくなってきました。 そうして、ぼくは音楽ができなくなりました。

その時、ぼくの眼前に浮かんだのが会津磐梯山の姿でした。あの雄大な姿は、ぼくの心に刻まれており、そこにある圧倒的な存在感でもって、ぼくをじっと見つめていました。 帰ろう。 帰って、地に足をつけよう。

ぼくは父の作るお米に誇りをもっていました。 幼稚園の卒園アルバムには、父と農業をするのが夢と書いていたそうです。 自由に生きる事を許した父は、もちろん、あの頃はまだ屋号がありませんでしたが、つちや農園に就農するのを許し、そこから、ぼくの「農」が始まりました。 最初は、父や、先に就農した兄の手伝いをしながら稲作を始めたぼくは、ある時に、ひょんな事から自分の「農」とは?というものの1つの指標を見つけました。

皆さんは、日本の正史における稲作の起源をご存知でしょうか?考古的には、縄文時代後期から弥生時代にかけて稲作が伝来したというのがいまの一般的な解釈ですが、実は稲作の起源は正史(日本書紀)に、はっきりと記載されています。 天孫降臨の章、天孫ニニギノミコトが日本に天下るにあたり、皇祖天照大神より、3種の重大な神勅を賜ります。 1つ目は、天壌無窮の神勅。 2つ目は、宝鏡奉斎の神勅。 そして、 三つ目の斎庭(ユニワ)の稲穂の神勅。 これこそが始まりでした。

曰く、『吾が高天原に所御す斎庭の穂を以て、亦吾が児に御せまつるべし。』 (わが高天原につくっている神に捧げる稲を育てる田んぼの稲穂をわが子にまかせよう) この神勅には、高天原で行われている米作りをそのまま地上でも、おこないなさい。 と言う意味も込められています。 神々がおこなった米作り『農』をならい、『農』という暮らしをならい、更に、天上から伝えられた斎庭の穂を地上に稔らせることによって、地上を天上と等しいものへ、高天原を地上へ、今を神代へ、という壮大な勅命です。 この思想が始まりなんです。

さて、翻って今、ぼくは、この起源と思想を知った時、かなりショックを受けました。全然こんな農業出来ていない。 全てのモノに神が宿る日本で、八百万の神が協力しあう農。 生きとし生けるものが、手を取り合って行う農。 これっぽっちも出来ていません。 そしてユニワの農の模索の旅が始まりました。

日々の模索の中で、今現在は、無肥料無農薬の自然栽培というもので稲作をしています。 大型機械は使ってしまいますが、稲作発祥、伝来当時の肥料や農薬という概念のない時代のスタンスに立てば、見えるものがあるかもしれない。という考えもありますし、無肥料でも、というか、無肥料だからこそ元気に育つ稲たちを見ると、神秘さというか、様々な生命や現象が絡み合うことによってのみ育まれる稲作というものに、ユニワの片鱗を見、また、人間の欲、人間の範疇の枠外にあるものを感じることができて面白いのです。 特にぼくは、欲深い性分です。もっと量をとってやろうとか、美味しくしてやろうなどと、人間的な思考の範疇で行動しがちです。自然栽培を実践しているとそういう欲を抑えられる気もします。まぁ、人間的な欲求もとても大事な事とは認識しているのですが。笑

実際、こういうスタンスで田んぼや稲に向き合っていると、最近は、稲作というものは祭祀的な意味合いがものすごく強いのではないか?と思うようになりました。 田んぼという空間で、1つの星の歴史を再現しているような気がするのです。地球の46億年を再現しているのでは?と。 大地が生まれる灼熱の時代、泥の海の攪拌の時代。全球凍結の冬の時代。そして、陸地の時代。それぞれを彩る生命たちがしたたかに生まれては消えていき、ここに残る。その再現であり、新たな国産み神話なのではなかろうか。と。 そういう観点で、その流れに寄り添い、人間として、稲や、田んぼ、水、大気、地域の環境、地球、宇宙を見る事ができ、また、農を完成する事ができれば、いずれ田んぼで新種の生命が誕生するだろうし、きっと空には新たな星が誕生するだろう。そんな夢のような確信がぼくにうまれたのです。 そう、誕生なんです。

ぼくは、忘れない。 作業中、不思議な感覚におそわれた事を。 無肥料栽培米の選別中に、仕上がったお米をマジマジと見ていた時におそわれた感覚を。 お米が、なにか、騒がしい。 さらにマジマジとみる。 聞こうとする。 騒がしくなにをしているのか。 聞こえなくとも聞こうと、見えなくとも見ようと。 パッと何かが、脳裏に火花のようなものが散りました。

誕生の歌。 歌っているんです。 お米は。 誕生の歌を。 お米は種だから。 生命そのものの種だから。 歌っていたんです。 誕生の歌を。生命そのものの歌を。 声は小さく、聞き取る事は出来なくとも、歌っていたんです。 それは、きっと、ぼくも歌っていたのだろうし、すべてのモノが歌っているし、歌っていたんだと思います。

感じたのはその時一回でした。 だから、ぼくは、もっと大きな声で、みんな聞こえるような、思い出すような大きな声で、誕生の歌を歌うお米を、育てられればと思っています。 この生命という音楽であふれた世界で、ぼくはもう一度、あの誕生の歌を聞きたいし、自身も生命としてお米と一緒に歌いたい。